Tableauを使っていて、下記のように思っている人は多いのではないだろうか?
- 「集計関数ってどういう意味?」
- 「なんとなく意味はわかるけど、人に説明できない、、、」
- 「集計関数の役割って何があるの?」
私はTableauをそれなりに使っている時でも上記のような疑問をずっと持っていたので、今回は集計関数についてわかりやすく解説していきたいと思う。
集計関数とは?
集計関数とは複数レコード(データ1行1行のこと)の数値を、合計したり、平均を出したりすることが出来る関数だ。
そもそも「集計」の意味が
「数値で表せるデータを集め、数値の合計(などの計算)をすること」
なので、それを行うための関数と理解してもらえるといいと思う。
もう少し砕いて説明するとディメンションである「地域」や「カテゴリ」ごとの売上(メジャー)を見たい場合に
- 「結局、売上の何を算出するのか?」
- 「見たいのは売上の合計なのか、平均なのか、最大値なのか?」
という部分を担うのが集計関数である。
例えば、「地域ごとの平均利益を確認したい。」という場合の集計方法は「平均」だ。
そして、それを算出するための関数が集計関数の1つであるAVG関数となる。
上図ではあえて計算フィールドを表示しているが、Tableauでは下図のようにメジャーの集計方法を簡単に変更することができる。
上記のように簡単に集計方法を変更出来るが、実はこの裏側では関数が自動で入力されている。
例えば、集計方法で平均を選択した場合は下記のようにAVG関数が自動で入力される。
集計関数の種類
Tableauではたくさんの集計関数が用意されている。
下記がTableau公式ヘルプで紹介されている一覧だ。
- ATTR
- AVG(平均を算出)
- COLLECT
- CORR(相関係数を算出)
- COUNT(グループ内のアイテム数を算出)
- COUNTD(グループ内の個別アイテムを算出)
- COVAR
- COVARP
- MAX(最大値を算出)
- MEDIAN
- MIN(最小値を算出)
- PERCENTILE
- STDEV
- STDEVP
- SUM(合計を算出)
- VAR
- VARP
私が実務でよく使う集計関数に関しては太字で()内に説明を入れた。
もちろん赤字以外の集計関数も使うが、Tableauにまだ慣れていない方は太字の集計関数を習得すればひとまず十分だと思う。
まとめ
今回は「集計関数って何??」という人向けに集計関数の概要を解説した。
今後は使い方がわかりにくい集計関数について詳しく取り上げて記事にしていきたいと思う。
Tableauには集計関数以外にも
- 数値関数
- 文字列関数
- 日付関数
- 型変換関数
- 論理関数
,,,etc
など、たくさんの関数がある。
Tableauの関数一覧については下記にまとめているのでぜひ参考にしてみてほしい。