Tableauを使い始めた人が最初に混乱するであろうディメンションとメジャーの違いについて解説していきたいと思う。
私自身、仕事において強制的にTableauを使わないといけなくなった時に、
「ディメンション?メジャー?日本語で表記してくれ」と嘆いていた(笑)
混乱しやすい気持ちはすごくわかる。
ディメンションとは?
ディメンションとはデータを見る際の切り口のことだ。
ディメンションは「〜ごとに」と訳して考えると非常にわかりやすくなる。
ディメンションには例えば、下記のような項目が該当する
- 国
- 地域
- 都道府県
- カテゴリー
- 科目
- 顧客区分
- 担当者
- 社員名
- 会員番号
- 顧客ID
例えば、「都道府県ごとの合計売上を確認したい。」と思って確認する時のディメンションは「都道府県」だ。
「どういう切り口で売上を見たいのか?」=「都道府県ごとに売上を見たい!」
というように「~ごとに」と変換できるものはディメンションだと考えると整理しやすくなると思う。
もう1つ例を挙げよう。
「顧客区分ごとの平均点を知りたい」という時のディメンションは何だろう?
正解は「顧客区分」だ。
メジャーとは?
メジャーは足したり、引いたりすることができる数字である。
Tableauにおいてはデフォルトでは合計するようになっているが、平均をとったり、最大値・最小値を取ることもできる。
メジャーに該当するのは例えば下記のような項目だ。
- 売上
- 利益
- 利益率
- 数量
- 訪問回数
- ページビュー
上記のように数値で表現できて、足したり、引いたりすることができるものだ。
一見紛らわしいのが顧客IDや会員番号だが、それは合計したり、平均したりしても何も意味がない(カウントする場合は意味はあるが今は置いておこう
そのため、顧客ID、会員番号などは下記のように「~ごとに」と変換できるのでディメンションに該当する。
- 「顧客IDごとに売上を見る」
- 「会員番号ごとに購入回数をチェックする」
このメジャーをより深く理解するにはメジャーの集計方法を理解しておく必要がある。
メジャーの集計方法
メジャーは数値なので、合計したり、平均したりすることが出来る。
この合計や平均などが集計方法に該当する。
例えば、「地域ごとの合計売上を確認したい!」という時は下記となる
- メジャー=売上
- メジャーの集計方法=合計
もう1つ例を挙げると、「顧客区分ごとの平均利益を知りたい。」という時は下記だ。
- メジャー=利益
- メジャーの集計方法=平均
ちなみにディメンション=顧客区分だ。
まとめ
Tableauを使いこなすためには、最初の最初の一歩としてディメンションとメジャーの区分けは明確に理解しておくと良いと思う。
頭が整理できてくるまでは「これはディメンションか?メジャーか?」と意識する癖をつけておくのがおすすめだ。
他のTableauに関する疑問やよくある質問は下記にまとめているので参考にしてもらえれば幸いだ。
オススメ書籍
Tableau初心者の方はまずは書籍を利用しながらTableauの使い方の基礎を把握することをお勧めする。
下記本は私自身がTableau使い始めた時に繰り返し繰り返し読んでお世話になった本だ。
画像が多く使われていてとても理解しやすい本なので是非読んでみて欲しい。