
今回は表計算関数の1つであるLAST関数を紹介する。
LAST関数とは?
LAST関数 は、今見ている行が、データの最後の行から何番目かを教えてくれる表計算関数だ。
たとえば、下記には3行のデータがあるが、LAST関数を使うと最初の行では「2」、最後の行では「0」が返ってくる。
この最後の行が「0」になるというのがポイントで、LAST関数をうまく使えば、一番最後の行だけを取り出すことができる。
LAST関数にはこの最後の行が0になるという特性があるため、スコアカードで前月比の表示をしたい場合などにとても便利な関数だ。
とりあえず、LAST関数はこう覚えておこう。
「最後から何行目かを数える関数」
LAST関数の指定の仕方(使い方)
LAST関数を使うには、計算フィールドで下記を指定すればOKだ。
注意点としてはLAST関数は表計算関数なので、SIZE関数やLOOKUP関数などと同様に表計算の範囲と方向を指定してあげる必要がある。
例えば、下記は表の下に向かって計算する指定をしているため、表の一番下が最後の行 = 0 となっている。
一方、表(横)を指定する場合は、一番右の行が最後の行に該当し、0となる。
このようにLAST関数は表計算の計算の範囲と計算の方向をどう指定するかで値が変わってくる。
表計算の計算範囲と計算方向の指定については下記記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にして欲しい。
【Tableau】表計算の「次を使用して計算」の意味をわかりやすく解説
LAST関数はフィルターとして使おう!
LAST関数が便利なのは、「最後の行が0となる」という特性を活かし、フィルターとして最後の行のみを表示させる場合だ。
下記指定をして、最終行=0 の場合のみTrue、それ以外はFalseを返す計算フィールドを作成してフィルターとして使用する。
このフィルターが有効なのは、例えば、「最新月の売上のみを表示したいけど、前月比も表示したい!」という場合だ。
最新月の売上を表示するだけなら、相対日付のフィルターで今月を選択したり、当月フィルターを作ってレコードを絞るということが考えられる。
ただ、その場合は当月の売上のみにデータが絞られてしまうため、前月比を出すことができない(前月分のデータが除外されてしまうため)
一方、LAST関数をうまく活用すれば前月以前の売上も保持したまま、最後の行のみを表示させることができる。
上記左側はオーダー日で最終月の24年12月に絞っている(便宜上、24年12月が最新月とする)が、前月比が表示されていない。
一方、上記右側の「LAST()=0」のフィールドをフィルターに組み込んでいる場合は前月比が表示されている。
LAST関数を使用したフィルターは「どの行を表示するか?」を指定するのみのため、前月以前のデータも保持された状態となる。
そのため、最新月を表示したまま前月比も出すことができるのだ。
まとめ
LAST関数はデータの「最後の行」を特定するためのシンプルだが強力な関数だ。
LAST関数の要点は下記のとおりだ。
LAST() は「最後から何番目か」を返す
LAST() = 0 で「一番最後の行」を特定できる
最新月の売上を前月比と一緒に表示したい場合に便利
LAST関数以外の表計算関数はそれ以外にも下記記事で紹介しているのでぜひ参考にしてほしい。