
今回は日付を特定の単位に切り捨てることが出来るDATETRUNC関数について解説したいと思う。
このDATETRUNC関数は私が実務でTableauを扱う際も比較的よく使う日付関数なので、この記事でぜひ理解してもらえると実務で色々と役に立つはずだ。
DATETRUNC関数とは?
DATETRUNC関数は前述の通り、日付を特定の範囲に切り捨てて丸めることができる関数だ。
例えば、下図のように日付データを月で丸めたい(日付部分を切り捨てたい)という時に使う。
Tableau上でDATETRUNC関数で月で日付を丸める指定をすると下記のように表示が変化する。
月以下の日にちが全て1日になって切り捨てられているのがお分かりいただけると思う。
このようにDATETRUNCは特定の単位(年や月、日)などに日付データを統一したい時によく使う。
ちなみにTRUNCは切り捨てるという意味の英単語「truncate」の略だから
- DATE=日付
- TRUNC=切り捨てる
つまり、DATE+TRUNC=「日付」を「切り捨てる」という意味であることがわかる。
個人的には関数がわかりにくく感じるのは英単語の意味がわかっていない時が多いので、こうやって訳してみると覚えやすくておすすめだ。
DATETRUNC関数の使用方法
DATETRUNC関数は計算フィールドを作成して使用する。
指定の仕方は下図の通りだ。私が実務で扱うデータでは月にまとめることが多く、オプションの[start_of_week]は正直あまり使わない(笑)
具体的にサンプルスーパーストアのオーダー日を月単位に丸める(切り捨てる)際は下図のように指定する。
実際にデータソースページでの表示は下図のようになる。
月以下の日が全て切り捨てられて1日に統一されているのがお分かりいただけると思う。
DATETRUNC関数の使用シーン
DATETRUNC関数は下記のようなシーンでよく使う。
- その日付データの月初や年初などのデータを取得したい時
- 年月日のデータを年月にまとめたい時
- 日付データをシンプルな計算式で処理したい時(Year関数やMonth関数などを使用せずに)
などなど他の関数と組み合わせながら、DATETRUNC関数を使用する、という場面が多いので是非覚えてみて欲しい。
まとめ
今回はDATETRUNC関数について解説してみた。
日付関数の中でもDATETRUNC関数はよく使うので、是非実際にTableauで試してみながら習得して欲しい。
他の日付関数や日付を操作する方法は下記記事で紹介しているのでこちらも見てもらえると嬉しい。