【図解】Tableauでの会計年度設定方法を徹底解説!年度ずれを防ぐ実践テクニック

経営ダッシュボードを作成する際に、ほぼ必ず必要になるのが「会計年度の設定」である。

Tableauでは会計年度の開始月を簡単に変更できるが、実際にやってみると「年度が1年ずれる」といった問題に直面することがある。

この記事では、Tableauで会計年度を正しく設定し、年度ずれを防ぐための具体的な方法を解説する。

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会計年度の作成方法

Tableau Desktopにおいて、会計年度の開始月を設定するのは下記のステップで簡単に行える。

  1. データペインの日付データ(例:[オーダー日]や[年月]など)を右クリック
  2. 既定のプロパティ→会計年度の開始をクリック
  3. 開始月を選択

実際にサンプルスーパーストアの[オーダー日]に対して、会計年度の開始月を4月に設定したのが下記だ。

会計年度①

上記の設定を行うと、下記のように元々の表記から4月開始の年度表記に変わる。

会計年度③

年度ずれを解消する

ただし、上記の設定だけでは、年度が1年ずれてしまうので、それを解消する手順が必要だ。

会計年度④

この年度ずれを解消するには、計算フィールドを使用する必要がある。

今回は、実際の日付に対して年度が1年多い状態になっている。

そのため、下記のように会計年度調整用の計算フィールドを作成して調整する。

会計年度⑤

これで会計年度が正しく表示されるようになった。

計算フィールドで使用しているDATEADD関数は、対象の日付データに指定した年月日(yearやmonthなどを指定)を加減してくれる関数だ。

今回は年度表記が1年先で表示されていたので、DATEADD関数を使用し、

「オーダー日の年データを1年マイナスする」

という調整をしている。

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まとめ

会計年度の設定は経営ダッシュボードを作成するには必ず理解しておく必要のある方法だ。

今回使用したDATEADD関数などの日付関数は下記記事で紹介しているので、是非参考にしてほしい。

それ以外のTableauにおける計算処理やよくある質問は下記にまとめているので、こちらも参考にしてもらえると嬉しい。

Tableauよくある質問一覧

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